犬用おもちゃの『スナッフルボール』というものを作ってみました。このおもちゃは、中におやつを入れたり投げてもってきてもらう遊びができます。材料は100均でも手に入るフェルトで作れますし、制作時間も30分ほどでできる簡単なものです。
とても軽量なので、小型犬のチワワでも楽しんで遊んでくれます。
ここでは、スナッフルボールの作り方と使い方をご紹介いたします。
この記事はこのような方におすすめ
- 愛犬のために手作りおもちゃを作りたい方
- お金をかけずに犬用のおもちゃが欲しい方
『スナッフルボール』に必要な材料
『スナッフルボール』に必要な材料は下記の2点です。
- フェルト(洗えるタイプが好ましい)
- 糸(ある程度強度のある方が作りやすい)
フェルトについて
このおもちゃは犬がくわえて遊ぶため、材料のフェルトは洗えるものの方が好ましいです。
今回は、手芸店の「ユザワヤ」で取り扱っている『洗えるカラーフェルト』を使いました。
100均のお店にも洗えるフェルトの取り扱いがありました!
手芸店でなくても、100均で洗えるフェルトの取り扱いがありました。
100均でも扱っているフェルトも洗えるものだったので、見つけた時は驚きました
こちらは、セリアの『洗えるカラーフェルト』です。英語表記のパッケージは、サイズが60×60cm、カラーは全10色です。
こちらはダイソーのフェルトです。「手洗いOK」の表記があります。サイズは70×60cmと大判で、カラーは全14色あります。
ダイソーのフェルトは厚みがあるので、スナッフルボールには向いていると思います。
糸について
糸はもちろんご自宅にあるもので作れるのですが、私が木綿糸で作った時は、最後に引っ張った時に糸が切れてしまいました。
ご準備が可能でしたら、ナイロンやポリエステルなどの強度がある糸の方が作りやすいです。
『スナッフルボール』の作り方
スナッフルボールの作り方の手順は下記になります。完成は約9.5~10cmの球形となります。
スナッフルボール作り方手順
- フェルトを直径9cmの円形にカットする(全18枚)
- フェルトを2回折って扇状にし、山折りと谷折りの向きを確認して針を刺す
- もう一周全てのフェルトに針を刺してから糸の両端を固結びする
- 糸を切り形を整えて完成
1.フェルトを直径9cmの円形にカットする
フェルトを直径9cmの円形にカットしたものを18枚準備します。コンパスなどで直径9cmの円を紙に書いて台紙にし、チャコペンなどでフェルトに印をつけてからカットします。カラーは1色でもいいですし、お好きな色の組み合わてもいいですね。
円形のコースターは9cmが一般的な大きさなので、お持ちであればコースターをガイドにしてチャコペンなどで書くとラクです。
今回は3色を各6枚、合計18枚を準備しました。
フェルトにチャコペンが付いているので、気になる方はこの時点で手洗いをするのがいいですね。
フェルトの枚数は増減しても大丈夫ですが、あまり枚数が多いと楕円形になってしまいます。
2.フェルトを2回折って扇状にし、山折りと谷折りの向きを確認して針を刺す
針に糸を通して準備します。この時、糸端から5cmくらいのところで玉結びを作ってください。
フェルトを縦・横と2回半分に折り、扇の形にした状態で針を刺します。
フェルトの山になる部分を上下交互に配置しながら針を通します。これを18枚繰り返します。
3.もう一周全てのフェルトに針を刺してから糸の両端を固結びする
一枚目のフェルトから順番にもう一度すべてのフェルトに針を通します。最後に長めに用意しておいた糸の始めと終わりの両端を使って固結びをします。あまり結び目が小さいとフェルトを貫通してしまうので、2回~3回固結びを続けます。
固結びをしっかり結ぶポイント
糸の両端を使って固結びする時は、同じ手を上にして結んでいくよりも、右手側、左手側と交互を上にして固結びをしていくと、結び目がズレにくくなります。詳細は次の画像を参考にしてください。
次に固結びを続ける時は、また右手(白)を上にして結んでくださいね
4.糸を切り形を整えて完成
固結びが終わったら、糸をカットしますが、結び目のところギリギリではなく5mmほど余裕を持ったところでカットしましょう。
そして、適度にフェルトの位置を上下に動かして球形に整えたら完成です。
色違いで何個も作りたいですね
『スナッフルボール』の使い方
スナッフルボールの活用方法は以下の2点がおすすめです。具体的な使い方もご紹介します。
スナッフルボールの活用方法
- ボールの中におやつを入れて、ノーズワーク
- ボールを投げて持ってきてもらい、「ちょうだい」の号令で離してもらうトレーニング
ボールの中におやつを入れて、ノーズワーク
1つめは、おやつをボールの中に隠して見つけてもらうノーズワーク方法です。中に入れるおやつは、普段ご飯としてあげているドッグフードでもいいですね。嗅覚を使うことで、愛犬の運動量があがりますし、集中することでストレス発散にもつながります。
スナッフルボール❓っていうのを作ってみたら、めっちゃ鼻ふんふんして一生懸命遊んでくれてる😊
— ポメラニアン Sora🍀 (@SoraMam21732383) September 13, 2022
おやつやカリカリを仕込んでノーズワーク🎵食いしん坊さんにおすすめです💕#空4歳 #ノーズワーク#スナッフルボール pic.twitter.com/CzxokBT6z8
「ちょうだい」の号令で離してもらうトレーニング
「ちょうだい」の号令については、カウンセリングでお世話になっている先生に教えてもらった方法です。
同じおもちゃを2つ使って、1つを投げて持ってきてもらいます。「ちょうだい」の号令をかけて口から離したらすぐにもうひとつを投げます。これを交互に繰り返す遊びです。
離せばすぐに投げて遊んでもらえるという楽しい体験を重ねてトレーニングをしていきます。
スナッフルボールは、軽量なので小型犬もくわえて持ってきやすいですし、やわらかい素材で投げても音がしないのでマンションでも迷惑になりません。
近くまで持ってきたら、2つめのボールを見せて「ちょうだい」と号令をかけます。
自分でポロっと離したら、すぐに2つめのスナッフルボールを投げます。
おもちゃを飼い主に渡すことが目的ではなく、自分の口からボールを離すことがゴールです。
持ってきて離したら、次のボールを投げる。これを繰り返して遊びます。
『スナッフルボール』のお手入れの仕方
スナッフルボールは、口にくわえるものなのでこまめに洗って清潔に保ちましょう。この時は洗濯機ではなく、やさしく手洗いをするのがおすすめです。ただ、中心部分が乾きにくいので、時間をかけて完全に乾かしましょう。
ぬいぐるみなどに使えるアルコール消毒スプレーもありますので、こちらを使うのもおすすめです。
さいごに
100均でも手に入る材料でスナッフルボールを作ってみるのはいかがでしょうか?丸く切ったフェルトを折って、針を通すだけという簡単な工程で作ることができます。
愛犬もとっても楽しそうに遊んでくれますし、トレーニング用としても使うことができるので、ぜひ作ってみてくださいね。