ハンドメイド

ベル型エリザベスカラーをしていても楽しめるノーズワークマットの作り方

2023年9月4日

※アフィリエイト広告を利用しています

ベル型エリザベスカラーをしていても楽しめるノーズワークマットの作り方

ベル型のエリザベスカラーをしているワンコは、カラーが床にぶつかってしまうので、ノーズワークマットでの遊びが難しい場合があります。でも、エリザベスカラーをしているワンコにこそ、思いっきりノーズワークを楽しんで発散していただきたいです。エリザベスカラーの装着によるストレスを忘れ、ほどよい疲労感もできて良い睡眠にもつながります。

そこで、エリザベスカラーをしたままノーズワークができるものを手作りしようと思いました。

作業工程はできるだけ簡単にすることを意識した作り方を考えました。

名付けて『エリカラ犬が楽しめるノーズワークマット』についてご紹介をしていきます。

エリカラ犬用ノーズワークマットの写真

この記事はこのような方におすすめ

  • ベル型のエリザベスカラーをしている愛犬の飼い主さん
  • 色々なノーズワークマット使いたい方
  • 手作りが好きな方

私が考えた「エリカラ犬が楽しめるノーズワークマット」の形状の条件

ベル型のエリザベスカラーをしたままでも、ノーズワークが楽しめるマットってどういうものかを考えた時がありました。

私が考えた「エリカラ犬が楽しめるノーズワークマット」の形状

  • 床よりも少し高い位置にあること
  • 全体の大きさが小さめで、マットがエリザベスカラーの内側に入る
  • 複数個置くことで、移動距離も生まれる

これを考えたのは、うちのチワワがノーズワークマットでフードを食べている光景を見たことがきっかけです。うちのチワワは、尻尾を保護するために、ほぼエリザベスカラーをして生活をしています。

うちで使っているベル型のエリザベスカラーは、首元がやわらかいので、床にぶつかっても食べられないほどではありませんでした。さらに、ドーナツ型のエリザベスカラーをしている時は、床にぶつかることもないので、普通にフードを食べることができています。

でも、チワワを見ながら、こんなことが頭をよぎりました。

これ、エリザベスカラーがずっと床にぶつかってたら食べにくいだろうな

保護する場所によりエリザベスカラーの長さも調整している場合は、ノーズワークマットでは、床のフードが食べにくいだろうなと思ったのです。

そこで私が考えた条件を満たすような形状ができるように、100均グッズを使って自作してみたのです。

ベル型のエリカラをしながらノーズワークをしているぽりつーの写真

↓↓↓ 私が使っているエリザベスカラーです ↓↓↓

「エリカラ犬が楽しめるノーズワークマット」の材料

まずは、ノーズワークマットを自作するための材料はこちらです。どれも100均の店舗で揃えられます。

「エリカラ犬が楽しめるノーズワークマット」の材料

  • フェルト(お好みの色)
  • 排水溝のヘアキャッチャー(シリコン製)
  • 平ゴム

フェルト

画像のフェルトは、ダイソーの「手洗いOK 洗えるフェルト」です。画像の色はイエローとこげ茶ですが、お好みの色で大丈夫です。

具体的には5cm角にカットしたものが約50枚と、直径約9cmの円状1枚を準備します。1色ならフェルト1枚で間に合いますし、新しく購入しなくても、これまでに他のものを作って余ったフェルトなども合わせてカラフルにしてもいいですよ。

ダイソーの手洗いOKフェルトの写真

↓↓↓ 同じフェルトで作れるスナッフルボールもご覧ください ↓↓↓

シリコン製の排水溝ヘアキャッチャー

こちらのシリコン製ヘアキャッチャーは、ノーズワークマットの土台として使用します。

画像はダイソーの「やわらかヘアーキャッチ」です。セリアとキャンドゥでは、全く同じ形でパッケージが違うものを見つけました。(「やわらか素材で置くだけフィット ヘアーキャッチ」)

ダイソーのやわらかヘアーキャッチの画像
ダイソーの「やわらかヘアーキャッチ」です
セリアとキャンドゥのヘアーキャッチの画像
セリアとキャンドゥはこちらのパッケージです

ダイソーのヘアキャッチャーについて

ダイソーの複数の店舗を見て回ったのですが、「浴室排水溝用ヘアキャッチャー」という別の商品の方が取り扱いが多かったです。こちらでも作ってみましたが、私のオススメは、上記の「やわらかヘアーキャッチ」です。

ダイソー浴室排水溝用ヘアキャッチャーの写真
ダイソーはこちらの方が取り扱いが多かったです
ニッパーでヘアキャッチャーの中心をカットしている写真
こちらを使う時は、中心の出っ張りをカットします
花びらの枚数が違うノーズワークマットの写真
左がやわらかヘアキャッチ、右が浴室排水溝用ヘアキャッチャーで作った写真です
まつ

花びらの枚数の多さや仕上がりの見た目で、やわらかヘアキャッチがおすすめですが、花びらの枚数が少ないとノーズワークの難易度は下がりますね

平ゴム

愛犬がノーズワークマットをくわえて持って行かないように、容器に固定するためのものです。

ゴムの幅が太すぎるとヘアキャッチャーの穴に通しにくくなりますが、どんなものでも大丈夫です。

平ゴムの写真

「エリカラ犬が楽しめるノーズワークマット」の作り方

「エリカラ犬が楽しめるノーズワークマット」の作り方の流れは下記になります。仕上がりのサイズは、直径約17cmです。

ノーズワークマットの作り方手順

  • フェルトを直径9cmの円状に1枚カットする
  • 円状のフェルトをヘアキャッチャーに縫い付ける
  • フェルトを5×5cm角に約50枚カットする
  • 角状にカットしたフェルトをM字に折りながら、ヘアキャッチャーに縫い付ける
  • 平ゴムをヘアキャッチャーに十字に結びつける

1.フェルトを直径9cmの円状に1枚カットする

直径9cmの円状のフェルトを1枚準備します。

まつ

パーツを縫い留めるときに、固定しやすくするためのものです。裏面に取りつけるので、表から見えることはありません。色も気にしなくて大丈夫です。

直径9cmにカットしたフェルトの写真

フェルトの大きさは、ヘアキャッチャーの一番外側の穴が見えるくらいがちょうどいいです。

ヘアキャッチャーの一番外側の穴が見えている写真

2.円状のフェルトをヘアキャッチャーに縫い付ける

このノーズワークマットは、凹み側を上にして使います。ヘアキャッチャーの凸側(山になっている方)にフェルトを当てて、外側から3番目の横長の穴から外側から2番目の縦長の穴へ、1つまたは2つ飛ばしで縫い留めます。

ヘアキャッチャーを縫い留めている写真
まつ

間隔によって、縦の穴に2つ飛ばしになる場合がありますが、動かないように縫い付けられればいいので、数は気にしないで進めましょう

縫い付けたのを裏から見ると、こんな感じです。

ヘアキャッチャーにフェルトを縫い付けた裏側の写真

3.フェルトを5×5cm角に約50枚カットする

フェルトを5×5cm角に約50枚カットします。

5センチ角にカットしたフェルトの写真

このひまわりカラーの場合は、黄色が37枚、茶色が9枚の、合計46枚を使用しています。

まつ

枚数が多少違っていても全く問題ありません。気楽にいきましょう

5センチ角のフェルトを見本にして、長く切ったフェルトを当てながらカットすると、1つ1つにマークを付けなくてラクです。

5センチ角のフェルトを見本にしてカットしている写真

4.角状にカットしたフェルトをM字に折りながら、ヘアキャッチャーに縫い付ける

ここからがメインの、花びら部分を縫い付けていく工程です。縫い付ける位置はこちらです。

角のフェルトを縫い付ける位置

  • 1段目:外から2段目の縦長の穴(フェルトを縫い付けたところと同じ穴)
  • 2段目:1段目を縫った穴から2つ内側に入った穴(内側から3つめ)
  • 3段目:一番内側の穴
花びらを縫い付ける位置の写真

パーツ(花びら)の折り方です。5センチ角にカットしたフェルトの底辺になるところを半分に折ります(V字を作ります)

5センチ角のフェルトをV字に折っている写真
半分に折ってV字にします

さらに両方を外側へ山折りをし、M字型にします。この状態で、針を刺していきます。

フェルトをM字に折っている写真
さらに外側へ山折りをしてM字にします

1段目の穴(縦長の穴)に裏側から針を通し、右利きの方はM字に折った花びらパーツを右から左へ針を通します。
(左利きの方は、左から右へ針を通して、時計回りに仕上げていくのがやりやすいです)

1列目にパーツを通している写真
まつ

あまり底辺に近いところに針を刺してしまうと抜けやすくなりますので、底辺から5mmくらいのところに針を通しましょう

針の動きの流れは、裏側から表側(下から上)に針を通す > M字パーツを右から左に針を通す > 隣の穴に針を通します。

同じように隣の穴から表側に針が上がってきて、パーツを通す > 隣の穴に上から下へ針を通す の繰り返しになります。

針の通し方の順番の写真
次のパーツを通すために下から上に針を通している写真
まつ

パーツの位置をしっかり整えてから、次の工程に入りましょう

1段目は全部で22枚のフェルトを使いました。

1周目のパーツが縫い終わった写真
1段目が終わりました

2段目は、裏側から針を通し、パーツを刺したら、同じ穴に向かって針を下ろします。次に隣の穴から針を通して続けましょう。全部の穴に通すと15枚使いました。

パーツ2周目で同じ穴に針を下ろしている写真
同じ穴に針を刺します

3段目も同様の手順です。一番内側の穴に裏側から針を通し、パーツも刺したら、同じ穴に向かって針を下ろします。3段目は9枚のフェルト使用しました。

3段目に針を通している写真
まつ

土台になるヘアキャッチャーによって、穴を通す位置や枚数は調整してください。3段くらいで作るのがおすすめです

フェルトを上下交互に重ねて、花びらの形を整えましょう

フェルトの花びらを上下交互に重ねている写真

糸とパーツが絡んだりすることもあるので、慌てずに1枚1枚確認しながら縫い進めてみてください。

裏面はこんな感じです。

ノーズワークマットの裏側の写真

5.平ゴムをヘアキャッチャーに十字に結びつける

このままだと、ノーズワークで遊んでいる時にワンコがくわえて持って行ってしまうので、器に固定させるために平ゴムを結びつけます。

ゴムの長さは20~30センチを2本準備します。

ヘアキャッチャーの一番外側の穴にゴムを通してからひと結びして、ゴムが抜けないようにします。ゴムの長さは、固定する器の大きさに合わせて結び目の長さで適宜調整してください。

平ゴムをひと結びをした写真

平ゴムを十字に結びつけて完成です。

ノーズワークマットに平ゴムを結び付けた写真

おつかれさまです。愛犬が喜ぶ瞬間まであと少しです!

「エリカラ犬が楽しめるノーズワークマット」の使い方

頑張って作ったノーズワークマットで遊んでみましょう!使い方は簡単です。

お手持ちの倒れにくい器(寸胴で重みのある器)に、取り付けた平ゴムを十字に通し固定します。フードを隠して、配置するだけです。

まつ

滑り止めマットの上に器を置いた方が安全です

寸胴な器の写真
倒れにくい寸胴な器のタイプです
ノーズワークマットを器に取りつけた写真
器に平ゴムを取り付けた写真です
ノーズワークマットを複数設置した写真
複数配置すると、探す範囲も広がります

器で高さが出るので、ベル型のエリザベスカラーをしていても床にぶつかることがないので、遊びやすそうにします。

器に取りつけたノーズワークマットで遊んでいるぽりつーの写真

「エリカラ犬が楽しめるノーズワークマット」に取り付ける器について

「エリカラ犬が楽しめるノーズワークマット」を取り付ける器を色々と試してみましたが、底に向かって細くなっているお椀や、細身のマグカップは倒れてしまいました。あまり高さのない、寸胴で倒れにくいものを選んでみてください。

さらに、器の中にゴルフボールなどを入れて重みを付けてみることもおすすめです。

ノーズワークマットをお椀に取りつけた写真
お椀は、軽いこともありすぐに倒れました
ノーズワークマットをマグカップに付けた写真
細身のマグカップも倒れてしまいました

寸胴の器は、手も使ったりしてかなり真剣に遊んでいましたが倒れませんでした。

真剣にノーズワークをしているぽりつーの写真

さいごに

ノーズワークは疲労度も高いので、エリザベスカラーがストレスになっている愛犬こそ、やっていただきたいスポーツです。ベル型のエリザベスカラーは、保護する用途としては一番安定感があるものですが、床のものが食べにくい点では、ノーズワークには向かない形状です。

でも、マットに少し高さを加え、ベル型のエリザベスカラーの内側に入るように設置してあげることで、随分と遊びやすくなりました。

うちのチワワも喜んで遊んでくれています。

安価で入手できる100均の材料を使って、作り方もできるだけ複雑にならないように考えてみましたので、ベル型のエリザベスカラーで保護が必要な愛犬の飼い主さん、ぜひ作ってみてください。

頑張ってノーズワークをしているぽりつーの写真

-ハンドメイド